スコットランドの伝統的なニットウェアづくりの背景を生かし、上質な素材で長く愛用できるデイリーウェアを提案しているマカラスター(macalastair)。
2020年の春夏シーズンでは原点に立ち戻り、ブランドのモノづくりの根幹でもあるニットウェアを中心にコレクションを展開します。
英国の伝統的なデザインや手法を受け継ぎながらも、ホールガーメントのような現代の技術を取り入れ、これからの季節に本当に着たいものを考え抜いたコレクションです。
また、今回は抗菌性、防臭性、吸湿性などに優れたクラシックな天然機能素材「ウール」に再注目し、あえて春夏シーズンに数多く提案しています。
この特集では、そんなコレクションの中から厳選したアイテムのこだわりをご紹介していきます。第二弾は、長袖のウールニット「タクティカルセーター」です。
12ゲージのリブ編みで、薄手ながら洗練された雰囲気に。
ウールは本来、アウトドアなどでは暑い時期のインナーなどにも使われている素材です。こちらのニットは、抗菌・防臭性のあるメリノウールを使用し、しなやかで繊細な肌触りの12ゲージ(ハイゲージ)に編み上げているため、ウールながら春に相応しい爽やかな着心地が魅力です。
また、伸縮性に優れたリブ編みを採用しており、フィット感が高く、表情に雰囲気があるのも特徴。一枚での着用はもちろん、ライトアウターなどのインナーにも着られるようにやや薄手に仕上げています。
ミリタリー由来のデザインを、ニットらしいアプローチで表現。
イギリス発祥と言われ、現代でもイギリス軍に愛用されている「コマンドセーター」。肩や肘に付けられた補強用のパッチが特徴的なデザインで、世界各国のミリタリーウェアやデザイナーズブランドにも大きな影響を与えています。タクティカルセーターは、象徴的なパッチなどのクラシカルなディテールを、あえてボディと同色の糸で編み柄を変えてニットで表現しています。この工夫により、さまざまなスタイルに取り入れやすく、上品で洗練されたデザインの一枚に仕上がりました。
インナーとしての着用を想定し、フィッティングをやや細身に設計しています。ホールガーメントと呼ばれる袖やボディの内側に縫い目のない製法で仕上げているため、細身ながらフィット感に優れ着心地が良いのも特徴です。袖口はやや長めのリブを付けることでスッキリとした印象に。
大人のミリタリースタイルを、上品にアップデート。
メンズでは、上品なアイボリーと定番色のネイビーを展開。デザインベースがミリタリー由来なだけあり、ミリタリーライクなアイテムとの相性は抜群です。
たとえば、イギリス軍とも縁の深く、今季マカラスターでも展開があるグルカショーツのように、ややカジュアルな印象のウェアと合わせた時にも、ニットの上品な雰囲気がコーディネートを洗練された印象に格上げしてくれます。
リブ編みと袖口の長めのリブが縦長に見せてくれるので、グルカショーツの様なウェスト部分に特徴があるパンツと合わせる場合、タックインしてスッキリと着こなすのもおすすめです。
シンプルながら、美しいAラインが印象的なスタイル。
ウィメンズでは、アイボリーとライトグレーを展開。リブ編みのニットはスタイルを縦長に見せる効果があるため、ロングスカートと合わせた時に美しいAラインを演出することができます。また、細身に設計されている分、ボリュームのあるパンツやスカートなどとの相性が良いのも特徴です。
今回は春らしいアイボリーカラーのニットに、マカラスターで展開している、英国紡績機で紡いだ糸を使った独特の生地感が魅力のグレンチェックのスカートを合わせて、英国らしい雰囲気のスタイルに仕上げました。
商品名:TACTICAL SWEATER(タクティカルセーター)
プライス:¥20,000(税抜)
photo Masahiro Yamamoto text K-suke Matsuda(RECKLESS)