2021年春夏のウィメンズコレクションは伝統的なディテール、柄等を採用しつつ、時代性に合ったサイズ感やシルエット、さらに着丈やリブのバランス等細部までこだわったアイテムなっています。スムース編みで表面が滑らかなニットウェアを中心に今回はウィメンズの各アイテムをご紹介致します。
1.スモックTシャツ
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SMOCK T-SHIRT
¥15,400(税込)昨年の春夏シーズンに登場し、好評を博したニットTシャツ。イギリスの漁師をはじめ、アーティストからも愛用されていた作業着「フィッシャーマンスモック」を現代風にアレンジしたデザインが特徴です。襟ぐりの両肩部分には、湾曲する襟のラインを美しく見せるために付けられていたという「三角マチ」を同色糸の編み柄で表現するなど、伝統的なディテールを取り入れながら、袖口をパフ・スリーブにし、裾を長めのリブ仕様に設計することで女性らしいシルエットに仕上げました。少しゆとりのある身幅に対して、着丈が短くすっきりしているため、ボリューム感のあるフレアスカートやワイドパンツなど、トレンドアイテムとの相性も抜群です。
植物由来の素材である和紙とポリエステルの混紡糸を、14ゲージのスムースに編み立てました。さらりと軽い肌心地に加え、吸水速乾性、防シワ性、アンチピリング性、自宅で簡単に洗えるなどの機能を兼ね備えた生地です。
カラー展開:ネイビー、ブルー、オレンジ、ライトベージュ
2.ニットカーディガン
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CREW NECK CARDIGAN
¥22,000(税込)今季より登場した新しいモデルのカーディガンです。これまでのコレクションでは、ユニセックスモデルとしてVネックを提案してきましたが、今回はウィメンズモデルとして女性らしいクルーネックを採用しました。同生地のスモックTシャツとアンサンブルに組み合わせられるよう、首の開きを狭めにし、着丈を少し長めにするなど、インナーが綺麗に収まるように設計。ボタンを開けて着用した時にも、上品に見えるのが魅力です。また、薄くて華奢な貝ボタンを使用し、あえて多めにボタンを取り付けることで、高級感と可愛らしさを演出しました。スカートやデニムなど、さまざまなアイテムと合わせることができる汎用性の高いカーディガンです。
「スモックTシャツ」と同じ、和紙を混紡した機能糸をスムースに編み立てた生地を使用。より編み目の細かい16ゲージにすることで、レイヤードした時にインナーのアタリが出にくい目の詰まったしっかりとした質感に。
カラー展開:ネイビー、ブルー、オレンジ、ライトベージュ
3.2wayニットワンピース
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2WAY KNIT ONE PIECE
¥25,300(税込)今季初登場となるワンピース。表側がクルーネック、裏側がVネックになっており2WAYで着こなせる仕様が最大の特徴です。裾には長めに取ったスリットが入っており、スカートの柄などをアクセントして見せるなど、ボトムスとのレイヤードを楽しむことができます。余計な装飾がないミニマルなデザインにより、どんなアイテムとも合わせやすいのも魅力です。肩をセットインスリーブにし、ストレートに落ちるようなラインを設計。大人の女性にふさわしい、ゆる過ぎずタイト過ぎない上品なシルエットにすることで、トレンドに捉われず長く愛用できる一枚を目指しました。長めのリブ仕様にした袖には、腕まわりを細く見せる効果があります。
通常のコットンより繊維質の長い希少繊維「超長綿」を16ゲージのスムースに編み立てました。しなやかで肌触りの良い質感ながら、ハイゲージにすることで生地にハリが生まれ、着用時に身体のラインが出過ぎないのが魅力。
カラー展開:ネイビー、ベージュ
4.フレアスカート
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MULTI STRIPE SKIRT / CHAMBRAY SKIRT
¥27,500(税込)マカラスターのニットと合わせられるスカートとして2019年の春夏シーズンに誕生したフレアスカート。従来のコレクションではチェック柄や無地のデザインが多かったのですが、今季は英国の伝統的な「レジメンタルストライプ」を想起させる柄が登場。フレアのシルエットにより動きに合わせてストライプの見え方が変わり、さまざまな表情のストライプを楽しむことができます。また、ウエストの後ろ部分をゴム仕様にし、フロントをフラットにすることで、着心地は快適ながらトップスをインした時に綺麗に収まるように設計しました。ドローコードやベルトループも付いているので、スタイルに合わせて着こなしを自由にアレンジできるのも魅力です。
肌触りの良いコットンをベースに、レーヨンとシルクの混紡糸をブレンドしてツイル織りにすることで、フレアシルエットの美しい落ち感とエレガントな光沢感を演出しました。コットン100%に比べて軽量なのも魅力。
カラー展開:シャンブレーネイビー、ブルー×ホワイト、ベージュ×オレンジ
photo Masahiro Sano text K-suke Matsuda(RECKLESS)